大谷同期ドラ2・日ハム森本が初昇格&初スタメン 指揮官「気になっていた」
今季イースタンで3本塁打「非常にいい打ち方をしている」
日本ハムの森本龍弥内野手が13日、プロ5年目で初めて1軍選手登録された。さらには、いきなり「8番・一塁」で初先発出場することに。初ヒットも打って、初ものづくしの1日にしたい。
身長185センチ、体重101キロの大型内野手が、ついに1軍昇格を果たした。15年12月に右手首を手術し、昨季はイースタン・リーグで36試合出場にとどまったものの、今季イースタン・リーグ15試合に出場し、打率は.211ながら3本塁打を放ち、11打点を挙げている。
前日12日のイースタン・リーグ西武戦(鎌ヶ谷)でも「4番・二塁」で出場し、左中間に3ランを叩き込んだ。右内転筋筋挫傷で抹消された中田翔内野手に代わっての昇格を決めた栗山英樹監督は「非常に状態がいいよね。利府で打ったホームランも映像で見たけれど、非常にいい打ち方をしている」と高く評価している。
大谷翔平投手と同じ12年のドラフト2位入団。「怪我があったりしてなかなかチャンスをあげられなかったけれど、気になっていた」と明かした指揮官。「1軍初の公式戦で緊張してるんだろうな。そういう何物にも変えられない必死さがチームに必要」と話し、起爆剤として期待した。
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石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa