武田が抹消、松坂に異変、主力に不振も…ソフトバンクに負の連鎖

不振に襲われる主力選手も

 オープン戦最後の登板となった3月25日の広島戦(ヤフオクD)で7回無安打無失点の好投を見せた右腕。開幕ローテからは漏れ、その後、ウエスタンリーグの先発予定が2度、雨天中止で流れていた。和田の代役として、いきなり先発のチャンスが巡って来たはずが、右肩の違和感を訴えて、調整の機会としてセッティングされた12日の打撃投手登板をキャンセル。代役の代役として、15日のオリックス戦(ヤフオクD)では、松坂と同じく開幕ローテから漏れていた摂津正投手が先発する見込みとなっている。

 負傷者だけではない。WBCにオランダ代表として出場していたバンデンハーク投手は、初先発となった6日の楽天戦(Koboパーク)で5回2失点で負け投手に。続く13日の日本ハム戦(札幌D)では5回途中8安打3失点でKOされ、まさかの2連敗と、本来とは程遠い姿を見せている。さらに、侍ジャパンメンバーの松田宣浩内野手が、ここまで44打数6安打、打率.136と大不振に陥っている。

 開幕3連勝を飾りながら、そこから3カード連続で負け越しを喫し、6勝6敗の勝率5割で、4位に位置しているソフトバンク。波に乗り切れない日々に、ケガ人の続出と、工藤公康監督は負の連鎖に、頭を痛めていることだろう。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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