マーリンズ、翌日先発投手を緊急起用も16回死闘で黒星「クレイジーな試合」
15日先発には予定を前倒して右腕ボルケスを投入
マーリンズは13日(日本時間14日)、本拠地でのメッツ戦で延長16回に及ぶ熱戦を演じたが、8-9で敗れた。延長16回は球団史上最長4位タイで、試合時間は5時間38分に及んだ。文字通りの死闘に決着をつけたのは、16回表に飛び出したメッツ・8番ダーノーのソロ弾だった。決勝弾を浴びたのは、マーリンズ9番手でマウンドに上がったコンリー。実はコンリーは翌14日(同15日)の試合に先発予定だったが、緊急登板した挙げ句、黒星を喫してしまった。地元紙「マイアミ・ヘラルド」電子版が伝えている。
序盤から逆転に次ぐ逆転で、一進一退の攻防が続いたこの試合。マーリンズは1点リードで8回を迎えたが、ここで4番手フェルプスが2死から2本の長短打で追いつかれると、試合は膠着状態を迎えた。9回からはジグラー、マクゴワン、田澤、ウィットグレンと無失点リレー。15回までに8投手を注ぎ込んでしまったマッティングリー監督は「AJ(ラモス)は勝ち越したら使おうと思っていた」と、仕方なく翌日先発予定だったコンリーを16回のマウンドに送った。
記事では、長丁場を黒星で終えた直後のマッティングリー監督会見の様子を映像でも紹介。5時間38分の死闘を終えた指揮官の顔には疲労の色が濃く、応えている最中に記者の質問を忘れて聞き直す場面も。「今日はいろいろなことがあったよ。クレイジーな試合だった」とため息交じりに話した。
先発予定のコンリーを使ってしまったため、14日メッツ戦には右腕ボルケスが予定を1日早めて先発する。10日(同11日)に試合がなかったため、スケジュールが前倒しされても中4日は確保できるため、問題ないという。また、監督は中継ぎ陣の多くが連投続きのため、14日の試合前に新たな中継ぎ投手を昇格させる可能性を示唆した。
チームはこれで2連敗。何としてでも、メッツ3連戦の最終戦には勝って、意地を見せつけたいところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count