メジャーでも信頼掴んだ元燕バーネット レンジャーズの新守護神候補に浮上
14日のエンゼルス戦ではセーブ機会でバーネットが登板予定だった?
その他には、去年ブルワーズで27セーブを挙げているジェフレスも候補の一人と指摘。その他にも複数の選手を挙げているが、バニスター監督はクローザー経験者が望ましいと発言しているという。ただ、バーネットもメジャーではクローザー未経験とはいえ、日本で確かな実績を誇るだけに、指揮官がどう判断するか。ジェフレスは今季、7試合登板で0勝1敗、防御率3.18となっている。
また、地元紙「スターテレグラム」のジェフ・ウィルソン記者は、レンジャーズが8-3で勝利した13日(同14日)のエンゼルス戦では、9回に2点を加えなければバーネットが最終回に登板する予定だったと指摘。6-3であればセーブ機会となっていたため、“新クローザー”が投げるはずだったわけだが、実際に「守護神バーネット」で準備が進んでいたというのだ。
MLBでの登板経験がないままヤクルトに移籍し、日本での6シーズンで成長を遂げて、メジャーデビューという夢を叶えたバーネット。しかも、ヤクルトへの感謝の気持ちから、当初は球団に譲渡金が入るポスティングシステム(入札制度)での移籍を目指した。結局、ポスティングでの移籍は成立せず、FAでレンジャーズと契約したが、その心意気は大きな感動を呼んだ。
“日本育ち“の右腕は、メジャーでもクローザーの座につくことは出来るのか。バーネットが試合を締めてセーブを挙げて、ダルビッシュが勝利投手に輝く――。こんな試合が見られるようになるかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count