乱調の前田健太、防御率7.07 指揮官は変化球に苦言「私はよく思ってない」

4回4失点わずか71球で降板、「変化球にいくつかミスがあった」

 ドジャースの前田健太投手は15日(日本時間16日)、本拠地ダイヤモンドバックス戦に登板し、4回4安打4失点5奪三振1四球と乱調。1点のリードを許して降板したが、味方打線が直後に追いついたため黒星は消えた。今季3試合先発で防御率7.07に膨れ上がった日本人右腕について、デーブ・ロバーツ監督が変化球の制球に苦言を呈したと地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」が報じている。

 メジャー1年目の昨季序盤には快刀乱麻のピッチングで「キング・ケンタ」と呼ばれた日本人右腕は、“2年目のジンクス”に苦しんでいる。2点リードの2回1死一、二塁の場面ではアーメッドに逆転3ランを被弾。味方が同点に追いついて迎えた4回には、2死二塁で再びアーメッドにセンター前へのタイムリーを許し、勝ち越された。

 4回の前田の打席では代打を送ったロバーツ監督。わずか71球で先発投手を見限ったことになる。記事によると、指揮官は「ファストボールの球速は依然としていい。だが、変化球にいくつかミスがあった。私はそれについてよく思っていない」と苦言を呈した。

 ドジャースは4回に同点に追いつくと、5回に勝ち越し。9回にもプイグの3ランで追加点を加えて8-4で勝利した。前田に黒星はつかなかった。ただ、前回登板の9日(同10日)ロッキーズ戦で今季初勝利を挙げた右腕は、3試合で14イニングしか投げられておらず、15安打11失点(自責11)と打ち込まれている。

 前田は順当に行けば、4月21日(日本時間22日)の敵地Dバックス戦が登板予定日となる。4回降板のリベンジを果たせるだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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