V候補ソフトバンクがまさかの失速 原因の一つに「魔の初回」

4連敗中はいずれも初回失点、ここまで初回失点試合は全敗

 その中で、ソフトバンクを苦しめる要因となっているのが「魔の初回」の存在だ。今季、ここまでの総失点数は54。そのうち、実に12失点を初回に喫している。これは9イニングの中で最も多い数字で、先に記したオリックス戦の中田、摂津、そして日本ハム戦での武田、バンデンハークと4連敗中は、いずれも初回に失点している。初回に失点した試合はここまで6試合あり(1回表に先制し、その裏に失点した試合も含む)、6試合全てが敗戦という結果になっている。

 初回に失点すると、不利な状況での試合展開を強いられる可能性が高まる。後手後手に回り、リリーフ陣にも負担がかかるという悪循環。現状、打線も活発とは言えず、ビハインドを跳ね返せない部分もあるが、やはりヨーイドンでの失点は、チームに重くのしかかってしまうということだろう。

 16日のオリックス戦が中止となり、チームは18日からのロッテ戦(ZOZOマリン)に備え、鹿児島から千葉へと移動する。開幕3連勝を飾ったロッテとの対戦で、調子を取り戻すことが出来るか。ここまで勝利している試合は序盤3回までの失点がゼロ。先発投手の立ち上がりが、ゲームの鍵を握っている。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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