ソフトB高橋純平が見せた非凡な才能 1軍再昇格へ克服すべき課題とは

ホロ苦い1軍デビュー戦、「勉強になりました」

 ホロ苦い結果が待っていた。ソフトバンクの昨季のドラフト1位・高橋純平投手。14日のオリックス戦(ヤフオクD)でプロ入り初の1軍登板を果たしたが、3回4失点と結果を残すことは出来なかった。77球を投げたこと、中継ぎ陣に負担がかかっているチーム事情を勘案され、翌15日に出場選手登録を抹消され、2軍への降格が決まった。

 そのデビュー戦。先発の中田賢一が5回5失点でKOされ、6回から2番手としてマウンドへと上がった。先頭のT-岡田にいきなりソロ本塁打を浴びる波乱の旅立ち。6回1死から、4者連続三振を奪い、非凡な能力も示した一方で、2本のアーチを許すなど6安打。課題も露呈した。

 硬さ、力みがあったのは事実だ。「翌日、肩とか背中が、いつも以上に張っていた」という右腕。待ち望み、目指してきた1軍の舞台。力が入らない方がおかしい。さらには、和田毅が左肘の張りで、武田翔太が右肩の違和感で登録を抹消され、ローテから外れた。中田やバンデンハークも本来の姿とは言えない投球が続いている。19歳と若い高橋にとって、先発機会を掴めるかもしれないチャンスだった。アピールしたいとの思いから、必要以上に力が入っていたのかもしれない。

「早い段階で1軍に上げてもらって、勉強になりました」。登板後にこう語った高橋。今後は2軍で再びアピールし、再昇格のチャンスをうかがうことになる。

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