イチロー“凱旋”を米紙が特集 元盟友「メジャーを自分に合わせた稀な選手」
「あんなにいろんなヒットの打ち方を出来るヤツは…」
日本を離れ、メジャーで長く活躍するためには、メジャー流に順応しなければならない。マクラーレン氏が明かした“高速シンカー秘話”は、まさにその代表例だが、2001年当時チームメイトだった通算252本塁打を誇るブレット・ブーン氏の見解は違うようだ。ブーン氏はイチローの独特なプレースタイルや生き様を引き合いに出し、「彼はメジャーを自分や自分のスタイルに合わせた稀な選手だ」と表現。同時に「あんなにいろんなヒットの打ち方を出来るヤツは見たことがない」と驚嘆したという。
この春、フロリダでのスプリングトレーニング中にイチローと旧交を温めたという元盟友のマイク・キャメロン氏は、マーリンズでは中心から退き、第4の外野手という脇役に徹するイチローについて「彼は今の役割を前向きに捉えているし、そんな自分を前向きに受け止めている」と話したそうだ。
ヤンキース時代の2014年6月10日から12日の3連戦以来となるシアトルへの凱旋。2001年から12年途中まで過ごしたシアトルで、イチローはどんな出迎えを受けるのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count