2連覇、そして“黄金時代”へ盤石体制 平均年齢24歳のドラ1揃い先発ローテ
沢村賞ジョンソンが離脱もチーム防御率はリーグNO1
リーグ連覇を狙う広島が開幕ダッシュを決めた。開幕戦黒星の後は引き分けを挟んで10連勝するなど、15試合を終えて11勝3敗1分。2位阪神に2.5ゲーム差をつけて、堂々首位を快走している。
チーム打率、チーム防御率は共にリーグNO1。昨年と同様に打線も好調だが、今年は特に先発投手陣の安定感が光る。
絶対的なエースと目されていた沢村賞左腕のジョンソンは開幕戦の1試合に投げただけで離脱したが、大黒柱の不在を全く感じさせないほど、先発陣が充実している。
○野村祐輔(27) 2試合1勝0敗 防2.25 11年ドラフト1位
○床田寛樹(22) 2試合1勝0敗 防5.40 16年ドラフト3位
○大瀬良大地(25)2試合0勝0敗 防2.77 13年ドラフト1位
○加藤拓也(22) 2試合1勝1敗 防2.51 16年ドラフト1位
○岡田明丈(23) 3試合2勝0敗 防3.38 15年ドラフト1位
○九里亜蓮(25) 3試合2勝1敗 防2.18 13年ドラフト2位
ローテ入り6人の平均年齢は24歳と若い。加藤、床田のルーキー2人がローテに入っているように、全員が近年のドラフト上位指名選手。スカウトの眼力も証明している。
この中から離脱者が出ても、ファームには福井(10年ドラ1)や戸田(11年ドラ3)、塹江(14年ドラ3)、中村恭(10年ドラ2)ら穴を埋められそうな存在がずらりと並ぶ。今年のみならず、数年にわたって黄金時代を築けそうな布陣。連覇に向けて盤石な体制が整っていると言えそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count