ホークスに再び暗雲…左肘張りの和田が15球で練習中止「感じが良くない」
1軍復帰目指し、ファーム施設で投球練習に臨むも…
左肘の張りで登録を抹消されているソフトバンクの和田毅投手の復帰が、さらに遅れる可能性が高くなった。18日、福岡・筑後市内のファーム施設「HAWKS ベースボールパーク筑後」で練習した左腕は、ブルペンでの投球練習を行ったが、わずか15球を投げたところでピッチングを取りやめた。
練習終了後、和田は「全然良くなかったので、やめました。(肘の)感じが良くないですね…。ちょっとどうなるか分からないです」と浮かない表情。4月23日の楽天戦(ヤフオクD)での復帰プランを描いていたが、現状では厳しいと言わざる得なくなってきた。
4月7日の西武戦(メットライフ)に先発し、5回2失点で左肘の張りを訴えて降板していた和田。昨季終盤にも同様の症状でシーズン最終盤、そしてクライマックスシリーズを棒に振っていた。万全を期すためには、見切り発車することは出来ないだろう。
右肩違和感で武田翔太投手も登録を抹消されており、台所事情が厳しいソフトバンク。和田の復帰が遅れれば、苦しい状況が長引くことになりそうだ。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani