“イチメーター”エイミーさん、イチロー凱旋を歓迎も「複雑な気分!」
「WELCOME HOME」のボードを持って来場の様子をツイート
マーリンズのイチロー外野手は17日(日本時間18日)、敵地でのマリナーズ戦に「9番・左翼」で先発出場した。3年ぶりとなる古巣シアトルへの凱旋を、地元ファンは長らく待ちわびていたが、おそらく一番首を長くして待っていたのが、世界一のファン“イチメーター”のエイミー・フランツさんだろう。
イチローがマリナーズ在籍時の2004年から、本拠地セーフコフィールドで手作りの安打数記録ボード“イチメーター”を持って、ライト席最前列で応援を続けた。日米通算安打数でピート・ローズ氏を抜き、またメジャー史上30人目の3000安打を達成した昨年は、記録達成の瞬間を見届けようと追いかけた。オフには日本訪問も果たし、愛工大明電高を訪れるなどイチローの足跡をたどった様子を、自身のツイッターで報告していた。
2014年以来の凱旋となる今回。エイミーさんは「WELCOME HOME」と書かれたボードを作成。「M」にはマーリンズのマーク、「O」にはマリナーズのマークを用いたボードを、定位置のライト席で掲げる写真をツイート。そこには、大好きなイチローを応援したいと同時に、大好きなマリナーズを応援したい気持ちを表す「Conflicted mood!(複雑な気分!)」という一文が添えられている。
この日の試合前に行われたイチローの3000安打達成を祝う記念セレモニーでは、三塁側ベンチからホームベース付近までレッドカーペットが敷かれたが、エイミーさんは舞台裏に置かれたレッドカーペットの写真もツイート。丸められたレッドカーペットには「2017マリナーズ・レッドカーペット 4月17日(月)イチロー式典用 動かさないでください!」と書かれたメモが貼られていた。
凱旋初戦となったこの日は3打数無安打に終わったが、残り2戦でエイミーさんが“イチメーター”を動かすチャンスが訪れるに違いない。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count