ソフトB川崎、7戦連続安打で打率.526も…1軍昇格は「もう少し。まだかかる」
この試合は5回で交代、フルイニング出場へ意欲「今週でいきたい」
米カブスから6年ぶりにソフトバンクに復帰した川崎宗則内野手が18日、2試合ぶりにウエスタンリーグの中日戦(タマスタ筑後)に出場した。この日は「1番・遊撃」でグラウンドに立ち、3打数1安打1打点。5回まで出場し、交代した。
1点を先制されて迎えた初回の第1打席。中日先発の伊藤準規から中前安打を放って出塁すると、三塁へと進み、真砂の三ゴロの間に同点のホームを踏んだ。2回の第2打席は詰まって遊飛。4回1死二、三塁で迎えた第3打席では右翼へ鋭い当たり。右飛となったが、走者は生還し、犠牲フライとなった。この日もきっちり1安打し「バットは振れてはいる」と話した。
復帰後初の実戦出場となった4月4日の同リーグ・オリックス戦(タマスタ筑後)から、これで出場7試合すべてで安打を放っている川崎。19打数10安打8打点。5二塁打、1三塁打、1本塁打をマークし、打率は驚異の.526をマークしている。
結果は出ているが、川崎自身は1軍昇格に、慎重な姿勢を崩さない。5年間アメリカで暮らしていたこともあり、完全には時差ボケが抜けきっておらず、体調は「良くなっているけど、まだおかしい」という。打撃に関しても「まだ差されている」と納得しておらず「間の取り方はコーチに色々教えてもらって、その成果が出ている。もうちょっとだね」という。
この日も5回で退いた川崎。1軍昇格に1つの目安となるフルイニング出場については「今週で(フルイニング)いきたいけどね。その気持ちはある」と、中日、阪神との6連戦中でのフル出場に意欲は示した。「もう少し。まだかかると思う」。1軍で川崎の勇姿が見られるまで、あと少し辛抱が要りそうだ。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani