広島が逆転勝利 8回に菊池が超美技→9回にエルドレッド同点打、會澤サヨナラ打!
野村はDeNAにまた勝利ならずも…9回に打線がつながり劇的サヨナラ勝利
広島の野村祐輔投手が18日、マツダスタジアムでのDeNA戦に先発。6回3失点で勝敗はつかなかった。野村は1点のリードを許したまま降板したが、再三のチャンスを作りながらあと一本が出なかった打線が9回に逆転。最後は會澤翼がサヨナラタイムリーを放ち、4-3で勝利して今季初の連敗を免れた。
野村は初回をわずか11球で三者凡退で上々の立ち上がり。2回2死一、二塁のピンチでは高城を132キロのチェンジアップで空振り三振を奪い切り抜けた。3、4回も3人ずつでしとめ順調に0を並べていった。
しかし、5回に突如乱れた。倉本、柴田の連打で無死一、三塁とされると、高城にセーフティースクイズを決められ先制を許した。浜口は三振で2死目を奪ったが、梶谷、ロペスに連続タイムリーを浴びて3失点。結局6回7安打3失点で降板した。
昨季16勝をあげた最多勝右腕だが、DeNAに対しては相性が悪い。セ・リーグ球団では唯一の未勝利(0勝1敗、防7.41)。2015年も0勝2敗。白星を挙げたのは14年が最後。それ以来の勝ち星を目指したがまたも勝てなかった。
しかし、1点ビハインドで迎えた8回2死一塁の場面で、倉本のライナー性の打球を菊池がダイビングでワンバウンドで掴むと、素早く一塁へ送球。超人的な動きでアウトとした。抜けていればピンチ拡大という場面で、名手が流れを変えるファインプレーを見せた。
すると打線はDeNAの新守護神パットンから9回に無死一、二塁のチャンスを作ると、エルドレッドが同点タイムリー。その後、1死二、三塁から會澤がセンターへサヨナラタイムリーを放ち、4-3で勝利した。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count