ソフトBが連敗4でストップ、打線組み換え的中 デスパイネ3ラン&千賀11K

千賀は8回3失点の好投、ロッテはソフトバンク戦4連敗

 ソフトバンクが連敗を4でストップさせた。18日のロッテ戦(ZOZOマリン)。打線がロッテ投手陣を攻め立て、2桁15安打で10得点を奪う大爆発。投げては、侍ジャパンメンバーでWBCに出場した千賀が3点を失いながらも、11三振を奪う好投で8回まで投げ抜き、チームの悪い流れを止めた。
 
 初回、今季初めて1番に入った中村晃が四球で出塁すると、今宮の犠打、内川の右前適時打で幸先良く先制。直後に逆転を許すも、3回に再び中村晃の四球から内川の犠飛で試合を振り出しに戻した。勝ち越された5回にはビッグイニング。本多の中越え二塁打、今宮の中前適時打で同点とすると、2死一、二塁で、昨季までロッテに在籍していたデスパイネが古巣から左翼席への特大の3ランを放って一挙4得点をあげた。

 その後も加点し、終わってみれば、7点差をつける圧勝だった。1番の中村晃の2四球がともに得点に結びつき、2番の今宮は3安打2打点と猛打賞の活躍。打線の組み替えが的中した。

 先発の千賀は初回に2点、3回に1点を失い、序盤リードを許したが、4回以降はわずか1安打と尻上がりに調子を上げた。150キロを超える真っすぐを軸に、“お化けフォーク”とスライダーを交えて、7回までわずか4安打、11三振を奪う圧巻の内容だった。

 ロッテは敵地での開幕カードに続き、ソフトバンク戦は4連敗に。先発したWBC侍ジャパンメンバーの石川が背信の投球。初回に先制点を与え、味方の援護を受けながら、それもフイにする5回6安打6失点でKOとなった。これで右腕は今季初先発から3連敗。またも、不振から抜け出すことが出来なかった。打線も初回、3回と2度リードを奪ったが、4回以降は沈黙し、連敗となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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