ソフトBデスパイネ、古巣本拠地で強烈アーチ「応援されてる気持ちだった」

左翼席上段へ勝ち越し2号3ラン、内川敬遠で「燃えるものがあった」

 ZOZOマリンに来れば、デスパイネにとっては敵地も本拠地の感覚だった。ソフトバンクに新加入したアルフレッド・デスパイネ外野手は18日のロッテ戦の5回に強烈なアーチをかけた。

 今宮の同点適時打が飛び出し、なおも2死二塁。内川が敬遠気味に歩かされ「燃えるものがあった」。かつての同僚・石川の2軍落ちを決定づける左翼席上段への2号3ラン。「3年間いて、敵地だけれども、応援されているような気持ちになった」と話した。

「何としても結果を残したかったから。徐々に自分のバッティングの感覚を取り戻している。WBCで(石川と)いい経験をしたしね。モチベーションのあがる場面だったし」とデスパイネ。3年間応援し続けたロッテファンは複雑な思いを味わった日となっただろう。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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