元中日左腕チェン、7回ノーノーも100球で降板した理由は…指揮官が説明
7回無安打の快投で今季2勝目も…「9回を投げ抜くのは難しいと感じた」
マーリンズのチェン・ウェイン投手が18日(日本時間19日)、7回無安打無得点の快投を見せ、今季2勝目を挙げた。ノーヒットノーランに抑えながら、球数が100球に達して降板。ドン・マッティングリー監督は、元中日左腕が昨季左肘の故障で一時離脱したことも継投を決断した理由の1つになったと明かしている。MLB公式サイトが報じている。
チェンはこの試合、3回まで1人の走者も出さない好投。4回は2死からカノに四球を与えるも、クルーズは遊ゴロに打ち取った。5、6回は再び3者凡退。しかし、7回は先頭ハニガーに8球粘られて四球を与えると、1死からクルーズに死球で一、二塁とする。シーガーは空振り三振、モッターは三飛に仕留めてノーヒットを継続したが、この回だけで24球を要した。
100球に達した左腕は、ダグアウトに戻ると、納得した様子でマッティングリー監督と握手。ノーヒットのまま降板となり、8回からジーグラーがマウンドに上がった。マーリンズは9回1死で3番手ベアクロウがハニガーにヒットを浴び、継投でのノーヒットノーランもならず。しかし、完封リレーで5-0で勝利した。
MLB公式サイトによると、マッティングリー監督は試合後に「ウェインは素晴らしかった」とチェンの投球を称えたという。「緩急を駆使し、内外角に投げ分け相手を寄せ付けなかった。彼自身にとっても我々にとっても、メッツ戦で打ち込まれてから、今回素晴らしい形で復調できたのは大きい」。前回登板の13日(同14日)メッツ戦は3回7安打6失点でKOされていただけに、チーム、そしてチェン本人にとって確かな手応えを感じる登板となった。