ソフトBの2軍で続く若手投手のアピール 3年目右腕・松本が自覚する強み
目標の1軍昇格へ「いい状態を続けていくことが大事」
この松本。真っすぐの球速は130キロ台後半が中心で、決してボールが速いわけではない。それでも、独特の腕が遅れて出てくるフォームと、コーナーを突ける制球力で打者を封じていく。右腕自身は「真っすぐが動いたり、投げ方にも特徴があったりする。そういった所で打者にズレが出来るんだと思います」と自らの強みを分析する。
昨季の本拠地最終戦で1軍デビューを果たし、今季はキャンプをA組で送ったが、腰痛などもあって開幕1軍は逃した。目指す1軍の舞台に向け「自分がこういうピッチングを続けていけば、遅くない時期に、上とのタイミングがあるので、それが合えば、あると思う。そのためにはいい状態を続けていくことが大事」という。
18日の中日戦では、笠原大芽投手が再配置転換となった先発で6回1失点の好投を見せ、20日には先日1軍デビューを果たした昨季のドラ1・高橋純平投手が先発する予定。1軍を目指す若手投手たちが、筑後の地で熱い競争を繰り広げている。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani