田中将大、今季初の中4日で7回1失点の好投 打線が大量援護で2勝目の権利
味方の好守もあり1失点、厳しいコンディションのなか96球で降板
ヤンキースの田中将大投手は19日(日本時間20日)、本拠地でのホワイトソックス戦で今季4度目の先発マウンドに上がった。今季初の中4日でのマウンドで、気温が低く、小雨が降るコンディションでの登板となったが、7回6安打1失点と好投。4本の二塁打を許しながらも、味方の大量援護や好守もあり、今季2勝目の権利を持って降板した。
田中は初回、サラディーノ、アンダーソンを空振り三振、カブレラを左飛と3者凡退の好スタートを切る。すると、ヤンキース打線はその裏に先頭ガードナーが二塁打、ヘドリーが2ランと1、2番コンビで幸先よく先制。田中を援護した。
2回は先頭アブレイユに二塁打を浴びた田中。続くガルシアは四球で無死一、二塁とピンチを背負う。しかし、アッシュはツーシームで遊ゴロ。ショートバウンドで遊撃トレイエスがさばくと、二塁で一塁走者をアウトにして、カストロが三塁へ送球。二塁走者もアウトで併殺として、2死一塁となった。味方の好守の後は、サンチェスを三ゴロに打ち取り、無失点に抑えた。
ヤンキースは2回も女房役ロマインのタイムリーなどで2点を追加。4-0とリードを広げる。田中は3回、再び3者凡退の好投。だが、4回は先頭アンダーソンに二塁打を許すと、1死からアブレイユにも二塁打を浴びて1点を返される。続くガルシアには四球で1死一、二塁とするも、アッシュは空振り三振、サンチェスは投ゴロで最少失点で切り抜けた。
5回はストライク先行で9球で3者凡退。すると、その裏にヤンキースはカストロの3ラン、ジャッジのソロで4点を奪い、7点リードとなった。
6回、田中は1死からカブレラ、アブレイユに連打を許す。それでも、ガルシアを遊ゴロに仕留めると、アッシュはレフトフライ。味方の好守もあり、2点目は与えない。7回は先頭サンチェスに二塁打を浴びたが、ナルバエスは一ゴロ。ガルシアは高めへの直球、サラディーノは外角低めへのカットボールで連続空振り三振。7点のリードを守り、お役御免となった。
この日は96球を投げてストライクは63球。防御率は6.00となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count