左肘炎症のソフトB和田は長期離脱に 「最低でも上で投げるまでには1か月」
筑後でリハビリ組に合流、「開幕した時よりいい状態で戻れるように」
左肘の炎症で登録を抹消されているソフトバンクの和田毅投手は、1か月超の長期離脱となりそうだ。
20日、福岡・筑後市のファーム施設「HAWKS ベースボールパーク筑後」で練習を行うリハビリ組に合流した左腕。この日はノースローで、ランニングや強化トレーニングなどを行い「1週間はノースローと言われているので、最低では。そこからもう1回見てもらってOKが出ればという感じですね。見切り発車だけはしないように」と現状を語った。
18日に、ブルペンでの投球練習を行ったが、状態がおもわしくなく、わずか15球で中断していた左腕。19日に病院で検査を受け、左肘の炎症と診断された。今後は最低1週間のノースロー期間をおき、そこから立て直しを図ることになる。
投球再開後は、2軍戦などで調整登板も必要となるため「1か月はかかるかと思います。最低でも、上で投げるまでには1か月、1か月以上はかかると自分の中で思っている」との見通しを明かした。
復帰は交流戦前後まで、ずれ込む可能性が高い。昨季の終盤に続き、長期離脱となった左腕は「こうなった以上、より強くなって、開幕した時よりいい状態で戻れるようにとしか考えていない。申し訳ないですけど、戻った時に開幕よりいいボール投げているなと言われる状態で戻れるようにしたいと思っています。戻ったら最後まで投げ抜けるようにしたい」と話していた。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani