2勝目を狙うロッテドラ1佐々木、厳しいチーム状況も「気にする余裕はない」

石川が抹消でショック広がるロッテ、ルーキー右腕は「できることを」

 ロッテは「二枚看板」石川の登録抹消でショックが広がる中、ルーキーのドラフト1位・佐々木千隼投手が2勝目を目指して20日のソフトバンク戦に先発する。

 登板前日の19日には「いい投球ができればいいと思う。(フォームのクセとか)修正点はやってきました。(ソフトバンクは)本当に強いと思います。思っている投球ができれば次につながると思う。ストレートもひっかかってくるような球が少なくなれば」と豊富を語った右腕。課題を頭に置きながら、マウンドにあがるという。

 6日の日本ハム戦は、本拠地特有の強風を逆に味方にした。曲がりの大きくなった変化球で大谷から三振を奪うなど、うまく抑え、5回1失点でプロ入り初勝利。一方で、6四球と制球を乱した。初登板後、1度登録を抹消されて2軍で調整。13日のイースタン楽天戦(浦和)に先発したが、5回8安打5失点と不安も残している。

 厳しいチーム状況で、新人にさらなるプレッシャーがかかるが「周りの事を気にする余裕はないです。1試合、1試合、できることをやれればいい」と自分のピッチングに徹するつもりだ。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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