首位・楽天が敵地でホークスに圧勝 今季最多5発&15安打11得点、美馬3勝目
ソフトバンクの連勝は4で止まる
楽天が、敵地での“大花火大会”で圧勝した。22日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。今季2度目の先発となった松井稼頭央が6回に、NPB通算200本塁打となる今季1号ソロを放つなど、今季最多となる5本塁打の乱れ打ち。今季11度目の2桁安打となる15安打11得点で連敗を止めた。
初回、先頭の茂木の左中間を破る二塁打を皮切りに、いきなり3点を先制。3回にアマダーの2号ソロ、4回には嶋が今季1号となるソロ、ペゲーロがリーグトップ独走の7号ソロを放って、序盤に大量リードを奪った。6回には松井にソロ、7回には島内にもソロ本塁打が飛び出した。1発攻勢でリードを着実に広げていき、ソフトバンクに反撃の余地を与えなかった。
投げては、先発の美馬が、味方の援護にも守られて9回2失点の完投勝利。今季3勝目を挙げた。ソフトバンク戦は、2013年4月18日以来、ヤフオクドームでは同年3月31日以来の白星となった。チームは19日の西武戦(メットライフ)、21日のソフトバンク戦(ヤフオクD)と2試合連続で延長12回サヨナラ負けを喫していたが、この日は快勝だった。
ソフトバンクは今季初先発となった大隣が大誤算。初回に3点を奪われると、3被弾を浴びて9安打6失点で4回途中でKO。2番手で今季初登板した加治屋も2本のアーチを許した。打線も美馬の前に奮わず。7回に内川が5号ソロを放ったが、それも焼け石に水。大敗で連勝は4でストップした。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani