イチロー幻の三塁打? 今季初二塁打も米専門家「間違いなくスリーベース」
マーリンズ反撃ムードの9回にアクシデント
21日(日本時間22日)の敵地パドレス戦で代打で今季初の二塁打を放ったマーリンズ・イチロー外野手。この打球について、米解説者が「間違いなく三塁打だった」と分析している。
この日、7回に4点を勝ち越されたマーリンズは9回に反撃に出た。先頭のプラドが四球を選んで出塁すると1死後、4番スタントンがライトへ2ランを放った。これで3-5と追い上げると、直後にイチローが代打で登場。左腕ハンドの2球目を捉えると、一塁線へ弾き返した。
イチローが快足を飛ばした直後、ボールガールが打球に反応。ファウルと思ったのか捕球を試み、グラブで打球を弾いた。ここでボールデッドとなり、二塁打に。マーリンズベンチでは頭を抱えたゴードンが怒りの表情を浮かべ、イチローもスピードを落として二塁に向かった。
この日の試合を中継した米テレビ局「FOXスポーツフロリダ」はこの場面で実況が「三塁打になったはずです。ボールガールが出てきて、捕りました。彼女は自分がしたことを理解していないと思います。イチローは二塁打となりました」と伝えると、この試合を解説した元外野手のトッド・ホランズワース氏は「間違いなくスリーベースです。もし彼女がボールに触れなかったら」と分析した。
反撃ムードに水を差された形のマーリンズはその後、後続が倒れて3-5のまま敗戦。これで2連敗となった。一方、イチロー自身は直前の古巣マリナーズ戦で今季1号を含む初マルチ安打をマークしており、今季初の2試合連続のヒットをマーク。二塁打も今季初で、打率.200ながら状態は上向いている様子だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count