中日、開幕20戦目で先発投手が初白星 バルデスが8回無失点で「スミ1」勝利

バルデスは122球の力投、初回の平田の犠飛による1点を死守

 中日は23日、敵地でのDeNA戦に1-0で勝利した。先発バルデスが8回4安打無失点、122球の力投。初回の平田の先制犠飛による1点を守り切り、「スミ1」で今季1勝目を挙げた。球団としては、開幕から20試合目で初めて先発投手に白星がついた。

 中日は初回、京田の四球、荒木のヒットなどで1死二、三塁とチャンスを作ると、平田が右犠飛。2死三塁の好機でビシエドは見逃し三振に倒れたものの、1点を先制した。

 先発バルデスは3回まで1人の走者も出さないパーフェクトピッチング。味方打線は3回1死満塁の絶好機でビシエドが投ゴロ併殺打。さらに、4回にはゲレーロがレフトへのヒットで二塁を狙ってアウトになるなど拙攻が続いて追加点を奪えなかったものの、助っ人左腕の集中力は切れない。

 4回は1死から石川にツーベースを浴び、初ヒットを許すも、後続を落ち着いて仕留めて無失点。5、6回も無失点。7回は2死からロペスにレフト前ヒットを許したが、倉本を一ゴロに打ち取った。

 球数98球のバルデスは8回も続投。先頭の田中浩にヒットを浴びると、犠打や暴投で1死三塁とされる。しかし、佐野は痛烈な当たりながら一ゴロ。桑原に死球を与えた後、石川にも三遊間への鋭い打球を許したが、サード亀澤が横っ飛びで掴む好守で三ゴロとして、無失点で切り抜けた。

 9回は守護神・田島が抑えて中日が「スミ1」勝利。力投したバルデスが今季初勝利で、開幕20試合目にしてようやく先発投手に白星がついた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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