韓国で「神」と呼ばれた“逆輸入男” 世界一名将も活躍に驚き「ボンズのよう」
2度目メジャーで大活躍のテームズ、同地区の敵将も「目覚ましい活躍」
開幕から2週間余りを過ぎたメジャーで大きな注目を浴びているのが、今季からブルワーズ入りしたエリック・テームズ内野手だ。3年間の韓国球界での活躍を経た後、“逆輸入”された強打者について、球団公式サイトが特集記事を組んでいる。
テームズは、22日(日本時間23日)現在、今季15試合に出場し、打率.373、8本塁打、14打点の活躍で、長打率.881はメジャー1位、OPS(出塁率+長打率)は1.360で同2位と堂々たる成績。21日(同22日)のカージナルス戦で5打数無安打とブレーキがかかったが、20日時点(同20日)時点ではOPS1.481もメジャー1位だった。頼れる2番打者の加入に、ブルワーズのカウンセル監督は「打線にとって大きな存在。ライアン(・ブラウン)の前に相手チームが警戒すべき打者がいるのは大きい。非常に危険な打者だと証明している」と満足げな様子だという。
指揮官の言葉どおり、相手チームはテームズとの対戦に細心の注意を払っている。昨季世界一のカブス・マドン監督が「(ダニエル・)マーフィーのようでもあるし、(バリー・)ボンズのようでもある。とても興味深い」と驚けば、カージナルスのマシーニー監督は「かなり注目している。とても目覚ましい活躍を続けているね」と話したそうだ。
他でもないテームズ自身も、開幕以来絶好調の自身の打撃に驚きを隠せないという。5試合連続ホームランを放ったシンシナティ4連戦とシカゴでの試合を振り返り、「シンシナティで何が起こったのか、自分でも皆目見当つかなかった。シカゴでの最後の本塁打の時でさえ、テレビに映った自分の顔が『えっ?』という感じだったしね」と話したと、記事では伝えている。