2安打2打点のホークス柳田、大飛球もスタンド届かず「帰って筋トレします」

2安打2打点、「帰って筋トレ」で笑いも

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手がチームの勝利に貢献した。25日の日本ハム戦(北九州)。5回に同点の適時打を放つと、6回にもリードを広げる適時打で2安打2打点。チームは連敗を2で止め、ヒーローインタビューで「若い選手がチャンスを作ってくれたので、ガムシャラにいこうと思っていた」と語った。

 5回。上林が四球を選び、甲斐の犠打、中村晃の四球で1死一、二塁。ここで今宮が中前への適時打を放って1点差とすると、背番号9も「強い打球を打とうという気持ちだけでした」と、日本ハム先発の高梨から右前への同点適時打を放った。

 続く6回。1死一塁から甲斐が中前安打を放ち、一、三塁となると、中村晃の左犠飛で勝ち越しに成功。さらに今宮が中前安打で繋ぐと、柳田も中前適時打で続き「甲斐がすごく気持ちのこもったヒットを打っていたので、自分もマネしていきました」と語った。

 8回1死一塁では中堅への大飛球を放ったが、惜しくもスタンドインはならず中飛に終わり、「フルスイングしたんですけど、帰って筋トレします」と笑わせ、北九州のファンを沸かせた柳田。ここまで21試合でリーグトップの25四球と、相変わらずの四球の多さだが、この日は7試合ぶりの四球なし。勝負を挑まれれば、バットで結果を残す。これが柳田の力だ。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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