走者が名捕手の頭上を飛び越えて“超曲芸生還” 「映画以上」と“絶賛”の声

モリーナの頭上を華麗に飛び越え頭からホームイン、勝利に貢献する1得点に

 ブルージェイズのクリス・コグラン外野手が25日(日本時間26日)の敵地カージナルス戦で“超曲芸生還”を見せ、米国で大きな話題となっている。

 信じられないプレーが飛び出したのは、2-2で迎えた7回だ。ブルージェイズは1死一塁でケビン・ピラーがライトオーバーの二塁打を放った。フェンスに直撃したボールは大きく跳ね返り、右翼手ピスコッティが懸命に追いかける。すると、一塁走者のコグランは三塁も回り、一気に本塁を狙った。

 しかし、ボールを掴んだピスコッティが本塁へ鋭い送球。タイミングは完全にアウトだったが、ここでコグランが信じられない動きを見せる。捕球したヤディアー・モリーナ捕手の頭上をダイビングしながら飛び越え、1回転して頭から生還。メジャーNO1捕手も為す術がなく、飛び越えられた瞬間は思わず身をすくめ、ホームインを確認した後は呆然とした。

 MLB公式サイトは、コメディ映画「メジャーリーグ2」でオマー・エップスが演じたウィリー・メイズ・ヘイズが見せた生還とそっくりだったと紹介。ただ、「あれはハリウッドコメディの脚本で、(映画では)複数のテイクを撮った可能性が高いが、コグランには1度の機会しかなく、彼はそれを逃さなかった」と“絶賛”している。

 試合はその後も両チームが点を取り合い、最後は延長11回に1点をもぎ取ったブルージェイズが6-5で勝利。コグランの“超曲芸生還”は、勝利に貢献する1得点となった。

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