韓国“逆輸入”強打者、薬物疑惑を一蹴 “毎日検査”も歓迎「血液は沢山ある」
指揮官も擁護「このような活躍を続ける選手がいると、畏敬の念を抱く」
「もし僕が薬物を使用していると人が思うなら、僕は毎日ここにいるつもりだ。僕には沢山の血液と尿があるからね」
テームズは取材に対して薬物検査を毎日受けてもいいと話し、“疑惑”を一蹴。MLB公式サイトは、「今回は尿に加え血液も検査対象となった」と説明した上で「スプリングトレーニングでは、全選手が同様のテストを受けなければいけない。少なくとも、テームズは12月にミルウォーキーと3年契約を結んでからテストを3度受けている」と強調している。
デビュー当時は鳴かず飛ばずで、活躍の場を求めて韓国に渡り、圧倒的な数字を残して再びメジャーへの扉をこじ開けた苦労人。それだけに、本人は「ここに戻ってくるために、遠回りをしてきた。すべてに僕は驚いている。今年、特に目標はないんだ。記録を達成しようと努めているわけではない。韓国で学んだことを活かして、ここで挑戦したいんだ。結果に驚いている。僕はただ野球をプレーするためにいるんだ。そして、健康的であるために最善を尽くしている。できるだけ、精一杯やろうと思っている」とも話している。
また、ブルワーズのクレイグ・カウンセル監督も「このような活躍を続ける選手がいると、少しばかり畏敬の念を抱くんだ」と周囲の雑音に“反論”したという。このまま結果を残し続ければ、周囲の見方も変わってくるだろう。
記事の中で、テームズは「歴史を作るのは楽しいよ」と自信をのぞかせている。まずはMLBの4月月間本塁打記録の更新となるか、残り4試合に大きな注目が集まる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count