韓国“逆輸入”強打者、薬物疑惑を一蹴 “毎日検査”も歓迎「血液は沢山ある」

4月11本塁打と量産でMLB記録も視野、2度目の薬物検査後に「疑念に反応」

 今季、韓国球界からメジャー復帰したブルワーズのエリック・テームズ内野手が25日(日本時間26日)のレッズ戦で今季11号2ランを放った。4月の月間本塁打数で球団記録(10本)を塗り替え、MLB記録の14本(2006年アルバート・プホルス、2007年アレックス・ロドリゲス)にも4試合を残してあと「3」。レッズ戦は6試合連続弾で、すでに今季8本塁打をマークしており、1チームに対してのシーズン本塁打記録(14本)にも「6」とした。ブルワーズは同地区のライバルであるレッズ戦をあと13試合も残している。

 韓国では3シーズンで通算124本塁打を放ち、“GOD(神)”と崇められたテームズ。ただ、渡韓前は11、12年の2シーズンをブルージェイズ、マリナーズでプレーし、通算181試合で打率.245、21本塁打、62打点で、2013年は1度もメジャーに昇格できずにシーズンを終えていた。それだけに、打率.371(リーグ4位タイ)、19打点(同5位タイ)、出塁率.482(同4位)、長打率.929、OPS(出塁率+長打率)1.411(ともに同1位)と圧巻の成績を残していることに、“疑惑”の声が上がっている。

 MLB公式サイトでは「素晴らしいスタートの後、テームズが疑念に反応する」とのタイトルで特集記事を掲載。「エリック・テームズは疑念について理解している。特に3年海外でプレーした後、もし他の打者が記録的ペースで本塁打を放っていたら、テームズは疑念を抱くだろう」と伝えている。

「疑念」とは、禁止薬物を使用しているのではないかというもの。対戦相手の選手がテームズの禁止薬物使用を疑うような発言をしたこともあった。ただ、テームズはこの日の試合後に今季2度目の無作為の薬物検査を受けたといい、記事では「『何か服用している』に違いないと噂する人々に対して反応を示した」と言及している。

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