ソフトBデスパイネ、開幕8試合で0打点→最近9試合で13打点も「もっと」
3号2ランで勝利に貢献、状態上向きも「ホームランはまだ少ない」
いよいよ、エンジンがかかってきた。ソフトバンクの新外国人、アルフレド・デスパイネ外野手。26日の日本ハム戦(ヤフオクD)で、今季3号となるアーチを放ち、4-1での勝利に貢献した。
初回。2点を奪い、なおも1死一塁で打席に立ったデスパイネ。「基本は真っすぐ待ちの変化球対応だった」。初球、狙い通りの真っすぐが来た。日本ハム先発の村田の137キロを強振。打った瞬間にそれと分かる打球は、一直線に左中間スタンドへと飛び込んでいった。3号2ランに「(今宮)健太のホームラン、ウッチー(内川)のタイムリーでベンチもいい雰囲気になっていた。その流れに乗れた」と振り返った。
シーズン序盤は打撃の調子がなかなか上がらなかったが、状態は上がってきている。開幕後8試合、打点がなかったものの、15日のオリックス戦(ヤフオクD)からの9試合で13打点を稼ぐ。その9試合で安打がなかったのは、わずか1試合だけと、本領を発揮し始めている。
「打点に関しては満足はしているけど、これからもっと増やしていきたい。ホームランはまだ少ない。もっと増やしていきたいね」という助っ人砲。好調の内川に加え、デスパイネに当たりが出れば、鷹打線はより一層、破壊力を増す。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani