超ユーティリティ川崎宗則が1軍昇格へ 工藤監督「バリエーションが広がる」
28日オリックス戦から合流、起用法は試合当日に決定
米カブスから6年ぶりにソフトバンクに復帰した川崎宗則内野手が28日のオリックス戦(京セラD)から1軍に合流する。27日の日本ハム戦(ヤフオクD)の試合前に、工藤公康監督は「(明日から)合流します。ムードメーカーというのもあるけど、走攻守、すべての面で期待しています」と話した。
4月2日に入団会見を行い、4日のウエスタンリーグ・オリックス戦(タマスタ筑後)からファームで調整を続けてきた川崎。米国の投手と日本人投手の「間」の違いや、久しぶりのプレーとなる人工芝への適応を図る中で、一時、打率が5割を越えるなど、驚異的な打力を発揮してきた。
この日は同リーグの中日戦(ナゴヤD)に出場し、3打数1安打1打点。2軍では13試合に出場し、34打数15安打1本塁打10打点で打率.441をマークしている。
「結果も残しているし、大丈夫でしょう」と工藤監督も期待した川崎。ファームでは二塁、三塁、遊撃、左翼と様々なポジションをこなしており、指揮官も「バリエーションが広がる」と話し、明日以降の起用法については試合当日に決めるという。
満を持しての1軍昇格。ムネリンが、1軍の舞台でどんなプレーを見せてくれるだろうか。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani