マリナーズ痛手…エース右腕ヘルナンデスがDL入り 期待の岩隈1勝目なるか
好調新人ハニガーも脇腹負傷で戦線離脱
マリナーズの絶対的エース、フェリックス・ヘルナンデス投手が26日(日本時間27日)、右肩の炎症により10日間の故障者リスト(DL)入りした。同時に、開幕から打率.338と大活躍していたミッチ・ハニガー外野手も脇腹負傷によりDL入りした。マリナーズは27日(同28日)現在、9勝13敗でア・リーグ西地区最下位。頼れる2選手の離脱は大きな痛手となりそうだ。
25日(同26日)に敵地でのタイガース戦に先発したヘルナンデスは、2回を投げ終えたところで6安打4失点で降板。球団公式サイトによれば、サービス監督は「ウォーミングアップから感覚がよくなかったようだ。(中略)2イニング目を投げた時、腕の感覚が感じられなくなった。鋭い痛みがあるわけではないが、ボールが走らず、いい感覚がしなかったようだ」と状態について説明したという。記事によれば、ヘルナンデスは少なくとも2、3週間の戦線離脱を余儀なくされるようだ。
エース右腕が不在となると、先発ローテの中心として期待されるのが、左腕パクストンと27日(同28日)に先発予定の岩隈久志投手だ。昨季ヘルナンデスがふくらはぎを負傷して7週間の戦線離脱を余儀なくされた時は、岩隈がエース不在の穴を埋める投球でチームを牽引した。
ヘルナンデスは、31歳ながらメジャー13年目のベテランだが、これがわずか4度目のDL入り。怪我の少ない投手としても頼れる存在だった。
27日(同28日)敵地でのタイガース戦で今季5度目の先発に臨む岩隈は、今季はここまで4試合で先発し、0勝2敗、防御率5.31と波に乗り切れていない。タイガースは同じく今季は不調の右腕バーランダーが先発。岩隈らしい快投を披露して、今季初白星を飾り、チームに弾みをつけたい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count