田中将大3年ぶりメジャー2度目完封で3勝目 97球で3安打零封の圧巻投球
2014年5月14日メッツ戦以来2度目の完封劇、5回から14者連続凡退
今季3勝目を狙うヤンキース田中将大投手は27日(日本時間28日)、敵地で行われた“伝統の一戦”レッドソックス戦に先発。9回を投げて3安打無四球3奪三振無失点の圧巻投球で、2014年5月14日メッツ戦以来となる3年ぶりメジャー2度目の完封で3勝目(1敗)を飾った。防御率は4.20。3-0で勝利したヤンキースはこれで2連勝となった。
レッドソックス先発はヤンキースと好相性のエース左腕セール。戦前の予想通り、序盤から投手戦が繰り広げられた。田中はスライダー、スプリットともに低めに集める丁寧な投球で打たせて取り、レッドソックス打線を寄せ付けなかった。
まずは初回を9球で3者凡退とすると、2回は先頭ラミレスに左翼へ安打されるが、後続を3人で打ち取って無失点。3回は11球で3者凡退とした。
4回に味方打線がヒックスの右前打とホリデーの左犠飛で1点を先制に成功。その裏、田中は2死からラミレスに再び安打を許すが、続くモアランドを打ち取って失点につなげなかった。
5回に先頭ボガーツを左前打で出塁させるが、続くブラッドリーを一塁カーターの好守に助けられながら併殺。反撃の芽を摘むと、ここから一気にギアを上げた。6回から8回まで3イニング連続で3者凡退。ここまで5回2人目の打者から11者連続凡退の快投を披露した。
味方打線が9回に2点を加えて援護射撃。9回のマウンドに戻った田中は好調を崩さず、4イニング目の3者凡退、5回から14者連続凡退で締めた。
田中は97球(72ストライク)を投げて、3勝目を飾った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count