2013年以来の“好循環”サイクル…2軍も好調、“親子”で快進撃続く楽天
投手陣も期待の古川、藤平らが結果を出す
投手陣でも楽天勢が防御率上位に名前を連ねている。
1.高木勇人(巨)0.39
2.浦野博司(日)0.67
3.古川侑利(楽)1.64
4.藤平尚真(楽)1.71
5.アダメス(巨)1.86
古川は一時期は今季ローテーション入りの噂もあった4年目の有望株。藤平は昨年のドラ1だ。
救援でも、育成枠から今年支配下登録された4年目の今野龍太が、6試合に投げて自責点0、3セーブと活躍している。
このように、楽天のファームでは今年まであまり注目されていなかった無名の選手が、どんどん結果を出し始めている。ファームからの報告を受けて、梨田監督が「試してみたい」と思う選手がたくさん出てきているのではないか。チーム状態が良いと、思い切った若手の起用も可能になる。
東北楽天イーグルスは、優勝した2013年以来、久々に「好循環」のサイクルに入っていると言えそうだ。
【了】
広尾晃●文 text by Koh Hiroo