イチロー凱旋弾が4月“名場面”トップ10入り「我々はもう笑ったりしない」
イチロー凱旋弾が4月「最高の瞬間」で4位選出、1位は本塁打量産のテームズ
マーリンズのイチロー外野手が古巣マリナーズ戦で放った“凱旋弾”が4月の名場面トップ10に選出されている。MLB公式動画サイト「Cut4」が特集で伝えている。
同サイトでは「なぜ野球が最も偉大なのか思い出させてくれる、4月に起きた10の瞬間」と題し、「(メジャー開幕の)初月に野球界で起きた最高の、そして最も楽しい10の瞬間」を選出。第4位にイチローがかつての本拠地セーフコ・フィールドで放った今季1号を選んだ。
ベテラン外野手は4月17日からのマリナーズ3連戦で、マーリンズ移籍後初めてセーフコ・フィールドでプレー。最終戦の最終打席で劇的なソロ弾を放ち、スタンディングオベーションを受けた。
特集ではその一打を称えて第4位に選出。寸評では「打率を犠牲にするならば、彼は何百もの本塁打を放つことができるだろうということは、長い間、囁かれてきた。我々は笑った。望み通りに、本塁打を放てる選手はいない。イチローが3000安打の際に三塁打を放った時、この評価に問題はないように思えた。もし彼が本当に本塁打を望むなら、彼は打球を少しばかり高く放つのだろうか。『ハッ、ハッ』と私たちは笑った。『なんてバカげた考えなんだ! 意のままに本塁打を放てる男なんて』と。マリナーズとの対戦で、彼は12年間ホームと呼んだスタジアムで、彼はその本塁打を放った。我々はもう笑ったりしない」と伝えている。
その他のトップ10には同じくマーリンズのクリスチャン・イエリッチ外野手が見せた背走しながらの好捕が7位、ブルージェイズのクリス・コグラン外野手がカージナルスのヤディアー・モリーナ捕手の頭上をダイビングしながら飛び越え、1回転しながら生還したシーンを2位に選出している。
また1位には今季韓国球界からメジャーに復帰し、4月に本塁打を量産したブルワーズのエリック・テームズ内野手を選んでおり、リーグトップの11本塁打を記録した30歳について「エリック・テームズは本塁打しか打てない」と評している。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count