西武キャンデラリオ、9か国目のマウンドも…3回9安打7失点で無念のKO
2回には甲斐に逆転満塁弾を被弾
西武の新外国人アレクシス・キャンデラリオ投手が、2日のソフトバンク戦で3回でノックアウトされた。
今季から西武に加わった右腕は、移籍後初先発。初回は今宮、柳田から三振を奪う上々の立ち上がりを見せたが、2回につかまった。内川、中村晃、松田に中前安打を浴びると、2死満塁から9番の甲斐にプロ初本塁打となる逆転満塁弾を被弾。一気に試合をひっくり返された。
3回にも内野安打と四球、犠打で2死二、三塁のピンチを招くと、上林に右中間スタンドへと飛び込む3号3ランを食らった。3回9安打7失点、6奪三振。4回に入るところで、野田への交代を告げられた。
ドミニカ出身の34歳。母国に加え、メキシコ、パナマ、ニカラグア、ベネズエラ、オランダ、米国、イタリアなどを渡り歩いてきた「流浪のドミニカン」にとって、これが9か国目のマウンドとなったが、そこにはほろ苦い結果が待っていた。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani