2017年新人王レース第1回中間予想 セ・パで4月に活躍したルーキーは?
セはDeNA濵口、中日三ツ間の両投手が活躍
続いて、セ・リーグ。中日の京田陽太は2016年ドラフト2位、日本大出身。立浪和義2世と高い評価を受け、源田と同様、遊撃手として開幕から起用された。守備では評価が高いが、打撃では2割を割り込んでいる。
2014年巨人ドラフト1位、智弁学園から入団して3年目の岡本和真は、今季外野にコンバートされた。厚い選手層でレギュラーを獲得するのは大変だ。岡本は今季の出場によって通算打席数が60に達したので今年が新人王獲得の最後のチャンスになる。
慶応義塾大から2016年ドラフト1位で広島に入団した加藤拓也は初登板であわやノーヒットノーランという快投を演じたが、以後3連敗、今後真価が問われるところだ。
神奈川大から2016年ドラフト1位でDeNAに入団した左腕・濵口遥大は、開幕1軍を勝ち取りローテーションの一角として好投を続けている。2015年育成3位で中日に入団したルートインBCリーグ武蔵出身の三ツ間卓也は、セットアッパーとして好投を続ける。同じ独立リーグ出身の又吉克樹が先発に転向した穴を見事に埋めている。
セは現時点でDeNA濵口、中日三ツ間の両投手の争いか。
現在、まだファームでプレーしている新人王有資格者が遅ればせながら新人王レースに参戦することも予想される。引き続き、今季の新人王争いにも注目していきたい。
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広尾晃●文 text by Koh Hiroo