ソフトBバンデンハークは“反省”の2勝目 「攻撃に応えられる投球したい」
5回3失点も援護に恵まれ勝利、「もっと長いイニングで」
ソフトバンクのリック・バンデンハーク投手が、4日の西武戦で今季2勝目をあげた。4回に2失点、5回に1失点を喫し、5回3失点で降板となったが、味方の援護に恵まれ「なんとかこういう(リードした)状態で後ろにつなげた。攻撃陣はグレートだった。いつも助けられている」と9得点を奪った野手に感謝した。
立ち上がりは上々だった。初回、浅村に右翼線への二塁打を浴びたものの、中村を空振り三振。2回、3回も走者こそ出しながらも、無失点に封じた。「悪くはなかったと思うし、3回まではいいバランスで投げられた。常にいい球を投げられるわけではないけど、中盤からうまくいかなくなった」。4回にメヒアに甘く入った真っすぐをスタンドへ運ばれ、5回2死一、二塁では浅村に右前へ同点の適時打を浴びた。
それでも、味方打線が5回の攻撃で一挙に4得点。「キャッチャーにも聞いて、球が高かったということだったので、思い切ってあそこで代えた」と工藤監督。白星の権利を持って、5回3失点、89球でリリーフ陣に後を託した。
「もっと長いイニングで(いいバランスで)投げられるようにしたい。野手の攻撃に応えられるようなピッチングがしたい」と2勝目にも反省した右腕。それでも、大崩れせずに、試合を作るところは、さすがといったところだろう。
【了】
福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani