イチロー伝説「レーザービーム」を恩師が回顧 「彼は何をやってるんだと…」

伝説の送球で生まれた代名詞「レーザービーム」

「私は走者を見た。そして、心の中でこう語りかけていた。『二塁へ投げるんだ』と。ところが、彼は三塁に送球した。自問自答したよ。『彼は何をやっているんだ』とね。すると、2ステップで走者をアウトにする送球を投げてしまったんだ。あれほどの素晴らしい強肩は見られないよ」

 指揮官は二塁への返球をイメージしていたが、イチローの動きは指揮官の想像を超越した。まさに矢のようなストライク送球が三塁手のデビッド・ベルのグラブに収まり、一塁から三塁を狙ったテレンス・ロングはアウト。指揮官、そして全米のメジャーリーグ関係者やファンの度肝を抜いた。

 地元テレビの実況はこのシーンで「なんてことだ! イチローがレーザービームでストライク送球だ!」と絶叫。この名解説とともにメジャー史に残る名シーンとなり、「レーザービーム」はイチローの代名詞となった。

 記事ではイチローの送球の素晴らしさを再び味わうために「YouTube」で動画を検索すべしと主張。「あの送球がどれだけ凄いものか、自分の目で確かめた方がいい」と伝説の送球を改めて称賛していた。

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