ダルビッシュ7回6安打1失点、116球熱投も50勝目お預け チーム延長制す

要所締める投球で勝ち越し許さず、延長13回オドールの2点弾で勝利

 レンジャーズのダルビッシュ有投手は5日(日本時間6日)、敵地でのマリナーズ戦に先発し、7回を投げて6安打5奪三振4四球で1失点(自責1)。同点の場面で116球(69ストライク)を投げて降板したため、勝敗はつかなかった。防御率は2.76。チームは延長13回にオドールが決勝2点弾を放ち、3-1で勝利した。

 1回表にアンドラスの適時二塁打で味方が1点先制に成功。その裏、ダルビッシュは先頭セグラを中前打で出塁させたが、1死から捕手ルクロイが二盗を刺し、反撃の矛先を制した。2回、3回も走者を背負ったが得点は許さなかった。

 だが、4回に先頭で迎えたカノに2ストライクからの3球目スライダーを右翼席へ運ばれ、同点とされてしまう。さらに5回、2四球から1死一、二塁とするが、ここまで2安打と当たっていたセグラを遊ゴロ併殺に打ち取り、難を逃れた。

 6回には1死からカノに左前打された後、クルーズを中飛とするが、シーガーに四球で2死一、二塁。ブロケイル投手コーチがマウンドにやってきたが、最後はバレンシアをスライダーで空振り三振に仕留めてピンチを凌ぐと、マウンド上で雄叫びを上げた。

 マウンドへ戻った7回は先頭エレディアに追い込みながら四球を与えると、送りバントと暴投で1死三塁のピンチを迎える。ここでダイソンをスライダーで空振り三振、最後はセグラにファウルで粘られながらも9球目で中飛とし、失点を免れた。

 同点のまま7回を投げ終えたところで116球(69ストライク)で降板。3試合連続で110球を超える熱投だった。この日勝てばメジャー50勝目となったが、節目の白星はお預けとなった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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