最下位ロッテが1週間ぶりの白星で6連敗阻止 6回から継投策がピタリ的中

今季8戦目でソフトバンクに初勝利、好調ホークスは5連勝でストップ

 最下位に沈むロッテが、ついに連敗を止めた。6日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で4-1で快勝。今季、ソフトバンク戦8試合目にして、ようやく初勝利を掴み取った。

 貧打にあえいできた打線がソフトバンク先発の摂津から4得点を奪った。2回、先頭の井口が左翼線への二塁打を放ち、清田の犠打を摂津が野選。1死二、三塁となると、田村が中前へ弾き返して、2人の走者が生還。2点を先制した。4回にはソフトバンクを戦力外となり、今季からロッテに加入、移籍後初先発となった猪本が左翼線への二塁打。犠打などで1死一、三塁とすると、荻野貴がスクイズを決めて1点を加えた。1点を返された後にはキャプテン鈴木が右翼席への4号ソロを放って、再びリードを広げた。

 投げては先発の二木が、4回1死二、三塁の大ピンチを無失点にしのぐなど、5回を最少失点の1点に抑える好投。伊東勤監督は6回から思い切って継投に打って出て、6回をルーキー酒居、7回をこちらもルーキーの有吉が無失点。5日は9回に益田が2本の本塁打を浴びて悪夢の逆転負けを喫したが、この日は8回を大谷、9回を内と繋いで逃げ切って1週間ぶりの白星を挙げた。

 ソフトバンクは今季3度目の先発となった摂津が今季最長の8回まで投げたが、チーム打率1割台のロッテを相手に4失点。今季初勝利をまたしても逃し、2敗目を喫した。打線もロッテ投手陣の前に、5回に柳田、内川の連打で奪った1点止まり。4回1死二、三塁では松田が一邪飛、満塁となって高谷が空振り三振。6回無死一塁では松田が遊ゴロ併殺、7回1死一塁で柳田が二ゴロ併殺と、好機を潰したことが響き、連勝は5で止まった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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