ロッテ唐川、先発ローテ落ちの危機… 伊東監督も苦言「プロとして甘い」
6回6失点で5敗目、「一番嫌いなのはフォアボール」
5日の試合でソフトバンクに今季初めて勝利したロッテだが、一夜明けた6日は2-8の敗戦。試合後にはバッテリーの緊急ミーティングが行われた。
先発・唐川は2回に先頭の内川に1球もストライクが入らずに歩かせ、昨年までの同僚デスパイネに右中間へいきなり8号先制2ランを浴びた。さらに、上林、高谷の連打で3失点目。4回にも先頭デスパイネを歩かせ、ミスも絡み3安打でさらに3点を追加された。
伊東監督は「ピッチャーが先に点をとられ、しかも同じバッターに何回も打たれ、同じミスばかり。嫌というほどわかっているんでしょうし、その辺がプロとして考え方が甘い。やっていこうということが出来ていない。そこですね」と苦言。6回99球で6安打6失点の唐川は、今季5敗目で防御率も4.71となり「何もありません」と言うしかなかった。
伊東監督は「バッターを見て怖がっているとしか見えない。一番嫌いなのはフォアボール」と2回、4回と先頭の内川、デスパイネに与えた四球に厳しい。この日は深紅の「CHIBAユニ」デー。千葉・成田出身でプロ10年目の唐川だが、ローテーションを外される危機に立たされている。
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細野能功●文 text by Yoshinori Hosono