3戦連続110球超のダルビッシュ、米紙懸念も投手コーチ一蹴「非常にいい状態」
多投するスライダーにも「彼の肘はそれに耐えることが出来る」
記事ではダルビッシュがスライダーを多投している様子もレポートし、「問題は、どのような負担が彼の肘にかかるのかということだ」と指摘しているが、これに関してもブロイケル投手コーチは「彼の肘はそれに耐えることが出来ると思う」、「彼は、自分がどのような投球がしたいのかを理解している。彼はリリースポイントを変えずに非常にうまく投げている」と回答し、懸念を示していない。一方で同コーチはダルビッシュが投じるカーブを好材料として捉えているようで、「肘への負担も抑えることが出来るし、スライダーを多投する必要もなくなるだろう」と語っているという。
現状では今オフでレンジャーズからフリーエージェント(FA)となる見通しのダルビッシュ。今季は初の開幕投手を任されながら白星発進を飾れなかったが、ここ3試合連続でクオリティースタート(6回以上を自責3以内)を達成しており、5月7日時点で3勝はリーグ8位タイ、防御率2.76は同11位、45回2/3の投球回は同4位タイ、46奪三振は同5位と徐々に調子を上げてきている。
投手コーチの言葉通り、手術を受けた右肘は今後も万全の状態を保ち、このまま好成績を残していけるか。地元メディアもエースの完全復活に大きな注目を寄せている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count