ヤンキース傘下1A+の加藤豪将、二塁打含む3安打2四球の5出塁と活躍
「7番・二塁」先発で延長10回から一塁も守る、3試合で12打数4安打の好スタート
ヤンキース傘下1A+のタンパでプレーする加藤豪将内野手は8日(日本時間9日)、本拠地でのブルージェイズ傘下ダンイーデン戦に「7番・二塁」で先発出場し、4打数3安打2四球1得点と活躍した。タンパ合流後、これが3試合目の出場で、打率を.333とした。
最初の打席は1点を追う2回。加藤は無死一塁で打席に立ち、レフトへの二塁打で二、三塁とチャンスを広げた。その後、味方のタイムリーで生還。勝ち越しのホームを踏んだ。同点で迎えた4回は先頭で三塁内野安打。しかし、後続が倒れて得点にはつながらない。1点ビハインドとなった6回も先頭で右前打を放ち、3打席連続ヒットとしたが、ここも後続が打ち取られた。
1点を追う7回にはタンパが2点を奪い、勝ち越しに成功。なおも2死二塁の好機で加藤が打席に入り、四球を選んだが、続く打者は左飛。同点で迎えた9回は1死二、三塁で敬遠されたものの、続く打者は併殺で試合は延長に入った。
加藤は延長10回に入ると、二塁から一塁に守備位置を変える。同点の12回には1死走者なしで打席に入ったが右飛。この日6度目の打席で初めて出塁できなかった。しかし、タンパは延長13回に1点を奪い、サヨナラ勝ちした。
加藤は2013年のドラフト2巡目(全体66番目)でヤンキースに入団。今季はマイナーキャンプ終了後、延長キャンプで調整していたが、今月2日(日本時間3日)に1A+のタンパに合流することが発表され、5日(同6日)までに遊撃と三塁で2試合に出場していた。
入団5年目の今季は、昨年まで3年間プレーした「1A」のチャールストンよりも1段階上のカテゴリーにあたる「1A+」のタンパで“シーズンイン”となった加藤。3試合で12打数4安打(二塁打2本)2四球1三振の打率.333とまずまずのスタートを切った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count