松田、上林、甲斐…好調のソフトバンクを支える驚異の“強力下位打線”

「恐怖の8番」として存在感を発揮する上林

 2人目は上林誠知外野手。開幕から主に9番での先発が目立った上林だが、4月28日のオリックス戦からは8番での起用が続く。そんな中、5月の初戦となった埼玉西武戦で自身初となる1試合2本塁打を記録すると、翌日も1本塁打を含むマルチヒット。さらに金曜日の千葉ロッテ戦では、9回に抑えの益田投手から決勝本塁打を放つなど強力打線の「恐怖の8番」として存在感を発揮。5月7日時点で打率は3割超え。「日頃のコーチのアドバイスに感謝」と話す21歳。今季はどこまで成績を伸ばしてくれるだろうか。

 3人目は5月2日の埼玉西武戦で9番に入り、プロ初本塁打を記録した甲斐拓也捕手。7日の千葉ロッテ戦ではこちらも9番に入った高谷裕亮捕手が適時打を含む2安打でヒーローとなるなど、他球団ではなかなか考えられない充実ぶりを見せる福岡ソフトバンクの下位打線。上位には柳田、デスパイネがどっしりと座り、アメリカから帰ってきた川崎らを含めた分厚い選手層は今年も健在だ。

 和田、武田と先発の両輪を欠きながらも、好調の打線が力を発揮し上昇気流に乗せた福岡ソフトバンク。今週はオリックス、楽天と上位陣をホームに迎えるだけに、先週のような投打の噛み合った野球を見せつけ、一気に首位へと駆け上がりたい。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY