ゴールデンウィーク中のNPB観客動員は160万人、平均観客数、動員率ともに微増
セ・リーグは広島がほぼ満員の動員率約99%、好調阪神が動員伸ばす
セ・リーグ主催試合の観客動員数と動員率(観客動員÷球場定員)は図の通り。
広島の動員率は99%に迫っている。期間中の主催試合が3試合と少なかったこともあってか、マツダスタジアムは連日ほぼ満員となった。巨人も観客動員を伸ばす一方、DeNAは昨年とほぼ同じ高い水準を保っている。阪神は好調スタートを切ったこともあり、前年に比べて1試合当たり2000人ほど観客動員を伸ばした。以上の4球団は動員率が95%を超えているが、これは飽和状態に近い、これ以上の観客動員が望めない水準に近付いていると言えるだろう。
ヤクルトも前年より観客動員を伸ばし、平均観客数は3万人に迫った。中日だけが、平均観客数が2500人減少。チームの不振がそのまま観客動員に反映されているようだ。
12球団トータルでは159万8714人を動員した。1試合平均の観客数、動員率ともに微増。プロ野球人気は依然衰えていないようだ。
【了】
広尾晃●文 text by Koh Hiroo