オリックス伊藤が同点弾 立ち上がり快投のソフトB千賀から貴重な一発
先発の金子を援護する同点弾
オリックスが9日の敵地ソフトバンク戦で、すぐさま試合を振り出しに戻した。1点ビハインドとなった直後の3回、伊藤が貴重な同点ソロを放った。
2死から打席に入った伊藤。1ボール1ストライクからの3球目、ソフトバンク先発の千賀が投じた甘いスライダーを捉えた。快音を残した打球は、左翼ホームランテラス席へと飛び込む2号ソロとなった。
スキを逃さなかった。千賀は初回から完璧な立ち上がりを見せていた。150キロ超の真っすぐとフォークを武器に、序盤から三振の山。2回から3回先頭の駿太まで4者連続三振を奪い、そのうち3人が三球三振という内容だった。その千賀から放った、先発の金子千尋を援護する値千金のアーチとなった。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani