3敗目の日ハム高梨は「修行が足りない」 吉井投手コーチが問題視した1球

2回までも好投も3回に落とし穴、「あの1球で後手後手になってしまった」

 日本ハムの高梨裕稔投手が9日、本拠地での西武戦で今季3敗目を喫した。

 快調な立ち上がりに見えた。ストライク先行で簡単に打者を追い込み、直球とフォークで三振を奪っていく。一回り目の打者9人から4奪三振。2回までに2点の援護ももらい、優位に立っていたはずだった。

 落とし穴が待っていたのは3回だ。1死から秋山に左前打を許し、続く2番・源田を四球で歩かせた。2死までこぎつけた後、中村に2点適時打を許し、さらに栗山に2ランを被弾。あっという間に試合をひっくり返された。

 吉井理人投手コーチが問題視したのは、中村への決め球だった。外角を狙った138キロ直球が真ん中高めへ。「(カウント)2-2からあそこに投げるのはまだまだ修行が足りないですね。あの1球で後手後手になってしまった。ここという時に思う所に投げられるのが勝てるピッチャー。彼にはそうなってほしい」と奮起を促した。

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