サヨナラ負けで4カード連続負け越し オリ福良監督「踏ん張らないと」
5月は2勝6敗と急失速、「ズルズルいかないようにしないといけない」
オリックスは痛恨のサヨナラ負けを喫し、4カード連続の負け越しとなった。
同点で迎えた延長10回1死二、三塁で5番手・吉田一が今宮に、1ボール2ストライクからの5球目、外角低めへのフォークを中前へ運ばれた。外角へのボールを5球続けた末に、サヨナラ適時打を浴びたが、福良淳一監督は「あそこは厳しい場面。仕方ない。バッテリーが考えて、1番いいボールを投げた」と責めなかった。
拙攻も響いた。同点で迎えた7回1死一、三塁の場面。代わったばかりの森の初球にスクイズを仕掛けたが、武田が失敗。捕邪飛に終わり、勝ち越しのチャンスを逃した。指揮官は「ああいうところが大事になってくる。キッチリやらないと」。先発の松葉が7回2失点と粘りの投球を見せていただけに、もったいなかった。
これで4カード連続の負け越し。5月に入り、2勝6敗と急失速している。「ここを踏ん張らないと。ズルズルいかないようにしないといけない」と福良監督。開幕から好調だったオリックスが、最初の正念場を迎えている。
【了】
福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani