「見てる方はヒヤヒヤ」も…日ハム近藤が激走「先の塁を狙うことが大事」
右膝に痛み抱えるも、勝利呼ぶ好走塁「行けると思いました」
右膝痛を抱える日本ハムの近藤健介捕手が10日、激走で勝利を呼び込んだ。
本拠地での西武戦。3回1死から中前への安打を放つと、秋山がファンブルするのを見逃さず二塁を陥れた。さらに2死後にレアードの中前打で一気に勝ち越しのホームを踏んだ。
「(二塁に)行けると思いました。先の塁を狙うことを大事にしているチームなので。(本塁へは)外野が深かったので1本でと思っていました。膝は日に日によくなっています。走るのも7割くらい大丈夫」
近藤は平然とそう言ってのけたが、5日のオリックス戦で右膝に死球を受け、試合復帰して2試合目。痛み止めを飲みながらのプレーだけに「見ている方はヒヤヒヤしている部分はあるんですけど、走ってくれた」と栗山英樹監督は無事生還にホッと胸をなでおろしていた。
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石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa