ヒジ不安払拭した楽天釜田、気持ちを“芯”に据えて5戦目マウンドに立つ
右ヒジに2度メスを入れながらも復活、全力で腕を振る6年目
ヒジへの不安がなくなった一方で、「まだ技術はプロレベルではない。プロで勝てるレベルになりたい」と課題を口にする。
「調子が悪いわけではないが、まだ納得いくピッチングはできていない。変えないといけない部分はあるので、それをやっていかないと。トライしてダメだったら仕方ない。よくするために変えているので。投げやすいフォームで投げて打たれる。ボールも高い。高くいかないようにするためにはどうしたらいいか。高めにいかないようにするフォームを考えています」
変化を恐れず、高みを目指しながら、また新たな世界と向き合っている。課題に取り組む過程でも「芯はしっかり持って」と強調する。釜田佳直の芯、それは「気持ち」だという。マウンドに立ったら全力で腕を振るだけだ。
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高橋昌江●文 text by Masae Takahashi